結婚記念日のお祝いに、夫婦でアフタヌーンティーを楽しんでまいりました。
記念日にレストランでランチやディナーもいいけど、個人的にはアフタヌーンティ、めっちゃおすすめです。
パークハイアットのアフタヌーンティーを選んだ理由
今回パークハイアットのアフタヌーンティーに決めたのは、先月の「ひとりアフタヌーンティー」が想像以上に良かったから。
ひとりで素敵な時間を過ごせた場所には、大切なひとを連れて行きたくなります。
記念日となればなおさら、間違いのない場所で過ごしたい。
それに慣れないコース料理だと、緊張しすぎて「味がわからない」という事態になりかねません。
落ち着かないコース料理より、会話を楽しみたい。非日常空間で、リラックスして過ごしたい……。
そんなわけで、ほとんどパークハイアット一択でした。
パークハイアットのおすすめポイント
ポイント1. 眺めがいい
パークハイアットはなんといっても、眺めが抜群にいい。この日は少し霞んでいたけれど、それでもすばらしい展望でした。
高層階から地上をぼんやり眺めていると、日常の雑事なんてみんな忘れちゃいます。
誰にだって、たまには「みんな忘れちゃう時間」は必要です。とくに記念日を過ごすような日には。
ポイント2. 美しい × おいしい
食べ物というより芸術作品と呼びたい3段スタンド。
今回ももちろん期待していました。で、期待以上にすっっっごくおいしかった!
花びらのあしらわれたセイボリーやスイーツ、桜の花びらに型抜きされた薄紫色のパン……ひとつひとつ、造形が美しく、手が込んでいます。ひとくち食べて、そのおいしさに「んん〜〜〜〜!!」と小さく叫んでしまいました。
ルックスから想像した味と違って、びっくりしたスイーツも。
ピンク色のチョコがコーティングされたエクレアみたいなスイーツ、中身は抹茶とラズベリーのフィナンシェでした。
ポイント3. 質の高いホスピタリティ
プレートサービス
3段スタンドをひとしきり撮り終えたころ、ガラスのコンポートプレートがふたつテーブルに運ばれてきました。
薄いガラスのプレートにはブルーベリーとクランベリーの乗ったプチケーキがふたつ。
ひとつには細長いろうそく、もうひとつには記念日をお祝いするメッセージプレートが添えられました。
細かく砕かれたドライフランボワーズとピスタチオは、ミニチュアのフラワーシャワーのよう……ああもう、すっごくうれしかった。
アフタヌーンティーの予約フォームには「利用目的」を選択する項目があります。今回はもちろん ”結婚記念日” を選択。だからといって何があるとも期待してなかったし、選択したことも忘れていました。
サプライズを用意して妻をおどろかせよう、なんて高等な発想を持ち合わせない夫を持つ身としては、このプレートサービスにいたく感激してしまいました。
(ウェイターの方が写真を撮ってくださいました。声掛けいただいてありがたかったです)
ジャムのリクエスト
ジャム変更のリクエストにも応えていただけました。
ベリー系が苦手な夫。ジャムはいちごしか食べられないという、3歳児並の味覚の持ち主です。
「可能ならジャムをいちごに変更していただきたい」とリクエストしたところ、いちごジャムに変更してくださいました。
このジャムもまたおいしかった。砂糖少なめ酸味ばっちりの、いちごそのまんまという味。粘度がゆるく、ジャムというよりスプレッドぽい感じでした。
(スコーンにはベリー系のジャムを合わせたい派としては、ベリー系の方が好みでした)
「最高の状態で楽しんでいただきたい」
紅茶のおかわりをオーダーすると、そのたびにテーブルのポット、カップ、ストレーナーをきれいに入れ替えてくださいます。
丁寧なのはありがたいのだけど、毎回そこまでしなくてもと思わないではなく、いちど「ポットだけで……」と断りかけました。
するとウェイターの方が爽やかな笑顔を私に向けて「お客さまには最高の状態で楽しんでいただきたいので、ぜひ」。
オーダーのたびにティーセットをすべて入れ替えるには、相応の手間とコストがかかります。
自分が手間のかかるサービスを受けるに値する人間だと、どこかで思えなかったのかもしれません。
ウェイターの方に「最高の状態で楽しんでいただきたい」と申し出られてはじめて、私でもこんなサービスを受けていいんだと思えました。
また訪れたい場所
2度目の訪問にして、すっかりパークハイアットが好きになりました。
「私には不相応かも」と及び腰だった先月にくらべて、心もなじんだ気がします。
以前何かの本で、「毎年同じ時期に、同じ場所へ行く」のをすすめる一文を読みました。
1年前の自分と、今の自分を客観的に比較できる「心のよりどころ」になるからだそう。
何年経っても一緒に、パークハイアットで結婚記念日をお祝いできるといいな。
夫婦のひそかな夢です。