君は世界に一人だけ

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感じたことと考えたこと

読書メモ

3月の3冊

雑食というのでしょうか。ひとつのテーマを深掘りして読みあさる、というのではなく、そのとき気になったものを雑多に読んでいます。 とか言うと読書家みたいだけどめっそうもなく、本なんぞ一冊も読みません、という層の次くらいなレベルです。 ひとつのテ…

2月の3冊

本を読むと、自分のものの知らなさ加減にいつだってびっくりします。先月に読んだ本も、そんなびっくり本ばかりでした。 「おとなは子どもにテロをどう伝えればよいのか」ターハル・ベン・ジェルーン 「知らないではすまされない自衛隊の本当の実力」池上彰 …

ごはんがうまいとか、夕日がきれいだとか

図書館へ行くと、このごろ、まっすぐにある棚へ向かいます。 ある棚とは、警察・国防関係。遅ればせながら「VIVANT」にハマって以降、公安&国防関係が気になってしかたがないこの身には、胸おどる棚なのであります。 とはいえそこは町の図書館、タイトルに…

1月の3冊

読書好きというほど読んでないし、文学のことは、ぜんぜんわかりません。いちばん手近な気晴らし、逃避として本を読んでいる感じです。 そんな軽いのりのラインナップではありますが、1月に読んだ本のうち、「これは」と思った3冊を紹介させてください。 1月…

なにを着ればいいのかわからない問題

なにを着ればいいのかわからなくなってから、ずいぶん経つ。 30代も後半に突入した頃だったか、社内の若い子たちが、突然ぱりっとして見えた。あれ、なんか、みんなかわいい。服がおしゃれで、アクセサリーなんかもつけてて。とにかく全体的にかわいい。 社…

ふつうの古代人の物語、24時間ぶん | 「古代ギリシア人の24時間」

ここのところ、毎夜読んでいる本がある。 「古代ギリシア人の24時間」(著/フィリップ・マティザック) という、フィクションとノンフィクションのハーフ&ハーフみたいな本だ。 タイトルのとおり、さまざまなアテネ人の一時間の物語が24編(つまり24時間ぶん…

週末、本に救われる

外は秋晴れの、気持ちのいい天気。絶好のお出かけ日和、ほとんど見せつけるみたいに、それはもう。 出かけたいという気持ちはある。確実にある。なのに、あれこれと理由をあみだしては、家に閉じこもる。じっと閉じこもっていると、だんだんもやもやしてくる…

救われる感覚になること

本を読んでいると、ときどき救われる感覚になるときがあります。 心配ごとがあったり、むしゃくしゃしていたり、落ちこんでいたりしても、はっとするような一文と出会うと、喜ぶ気持ちが戻ってきます。 救われた感覚はひとりじめにしないで、「これは」とい…

「あれらブログなる無内容」

考えることが、わたしは苦手だ。 考えるというより、らちもないぐるぐる思考をくり返すばかりで、このごろはますます頭のめぐりに不安を覚えている。 だからなのか、田舎の図書館で『知ることより考えること』というタイトルを目にしたとき、びびっときた。 …

一杯のおいしい紅茶

紅茶好きを自称するひとなら、一杯の紅茶をいれるのにぜったいのルールを持っているはず。 わたしも、こと紅茶にかんしては黙っていられません。 譲れないルールが7、8個あり、それが守れない環境でなければ、紅茶はいれない。完璧にいれようとしなければ、…

潜在意識の扉が開くのは |『神・時間術』著/樺沢紫苑

ちょっと、ショックだった。ちょっとどころじゃないかもしれない。 寝る前の人間は「特別無条件同化暗示感受習性」という状態にあります。寝る前に考えたことが、私たちの潜在意識の中に、そのまますっと入ってきやすい状態ということです。 「普段は閉じて…

自分への理解が深まる | 『モチべーションの心理学 「やる気」と「意欲」のメカニズム』著/鹿毛雅治

やらなきゃいけないことは、山積み。なのに、つい、見て見ぬふりをする。忘れる。 どうすれば、モチベーションを高められるんだろう。どうすれば、何事もやる気をもって取り組めるんだろう。 なにか、法則があるはず。だらしない自分を、きちっとコントロー…

手紙のように

うつうつしている。 いつだったか、気温が一気に下がってからというもの、うつうつから抜け出せない。 仕事も単純作業ばかりで、つまらない。かなり、くさっている。 とはいえ、休日にこもってばかりいては、ますますだめになる。午前中、むりやり自転車をこ…

人は実験しながら自由になっていく | 『はじめてのスピノザ 自由へのエチカ』著/國分功一郎

読みはじめた瞬間に「こういう本を探してた」と感じる。 言葉にならないモヤモヤがすっと消えていく。 『はじめてのスピノザ 自由へのエチカ』は、ひびくものがたくさん詰まった本でした。 スピノザとは 「組み合わせ」という考え方 実験しながら自由になっ…

蛹になりたい | 『ぼんやりの時間』著/辰濃和男

街をぶらつく。夕焼けを眺める。虫の声を聞く。(略) たくさんのムダな時間の集積こそが、実は、暮らしをゆたかにする潜在的な力を持っているのではないか。 『ぼんやりの時間』辰濃和男 すきま時間も見逃さない、つめこみ型の生活。 ムダを省き、ぎりぎりま…

人生の優先順位が変わる本 | 『糖尿病が怖いので、最新情報を取材してみた』著/堀江貴文

ホリエモンの書籍「糖尿病が怖いので、最新情報を取材してみた」を読みました。 これはもう、まじで読んでほしい……。 糖尿病、ぜんぜん他人事じゃありませんでした。 まだ1月も終わっておりませんが、今年のベスト本でいいと思います。 自分には関係ないと思…

小さいノートの楽しさを再発見 |『時間をもっと大切にするための小さいノート活用術』著/髙橋拓也

『時間をもっと大切にするための小さいノート活用術』を読みました。 ふつうの人がノートを活用するにあたって、「自分のために活用するにはどうすればいいのか」をものすごくていねいに説明している本です。 紹介されている特選フォーマット数はなんと「31…

はじめての哲学書に考えたこと | クーリエ・ジャポン推薦図書 (2021年10月・11月)

クーリエ・ジャポン10月の推薦図書のうち、『はじめてのプラトン 批判と変革の哲学』『じぶん・この不思議な存在』を読みました。 courrier.jp スーパーべらぼうにむつかしかった。 とくに『はじめてのプラトン』にはめまいを覚えました。これで「はじめての…

カンフル剤か、最高に滅入るか |『LIFE SHIFT ― 100年時代の人生戦略』

『ライフシフト LIFE SHIFT――100年時代の人生戦略』を読んだ。 『ライフシフト』は、100年を生きる時代のライフスタイルや働きかたを考察した、大ベストセラー本。 ひとことでいうと、最高に気の滅入る本だった。 読んでいくうち、「死んだほうがマシな未来…

新しい時代に必要な6つの感性|「ハイ・コンセプト」感想レビュー

"21世紀にまともな給料をもらって、良い生活をしようと思った時に何をしなければならないか"そんなおそろしい問いに答える本、「ハイ・コンセプト」を読みました。 「これからどんな時代が来るのか」「生き残るためにどうすればいいのか」そんな漠然とした不…

書いて、読み返して、発見する | 「読書は1冊のノートにまとめなさい」感想レビュー

効果的な読書ノートの作り方を学ぶため、ずばりな本を読みました。 読書は1冊のノートにまとめなさい[完全版] 読書術から、読書ノート作成のポイントが網羅的にまとめられています。読書術本の一冊目にもおすすめ。 個人的に「これだけはぜったい忘れたくな…

困ったことがあったら本を探そう | 「読んだら忘れない読書術」感想レビュー

ビジネス書を「読んだ端から忘れる」のをどうにかしたくて、読書術の本を手にとりました。 読んだら忘れない読書術 | 樺沢紫苑 |本 | 通販 | Amazon 何でもっと早くに読まなかったんだろう? って後悔させられるくらい、充実した内容でした。 個人的に「これ…

思い込みを取り払って世界を見よう |「FACTFULNESS (ファクトフルネス)」感想レビュー

今話題の本「FACTFULNESS (ファクトフルネス)」を読みました。 www.amazon.co.jp 一言で言うと、これはもうぜったいに必読。読んだら世界の見方が確実に変わります。 ちょっと分厚い本ですが、わかりやすい文章でさくさく読めます。めっちゃおすすめ。 以下…

ポケットに絆創膏 |「自己肯定感の教科書」感想レビュー

図書館から、予約本の入荷メールが届いた。 わりかし暇そうにしている夫に受け取りをお願いしたら、2冊持って帰った。 一冊は「フードトラップ 食品に仕掛けられた至福の罠」(これが読みたかった)。もう一冊は「自己肯定感の教科書」。 『自己肯定感の教科書…