君は世界に一人だけ

君は世界に一人だけ

感じたことと考えたこと

完璧な週末

週末を、完璧なものにすべしと決意する。

決意はしたものの、なにをもって完璧とするかはわからないので、それをすると気分のよくなりそうなことごとで週末を埋めることとする。

まず土曜日。図書館へ開館時間ぴったりにゆく。

駐輪場に、空きがほとんどない。市民のみなさんの健全ぶりに、おどろく。
予約の本を受けとり、5分で退散。

続いて大きなスーパーマーケットへ、開店時間10分すぎにゆく。

ふと見ると、レジに長蛇の列。市民のみなさんの健全ぶりに、再びおどろく。

2件も用事をすませたことに、満足。帰宅後、長い昼寝をする。

夕方、録画のF1を観ながら、痛飲。


日曜日。朝っぱらから森林公園へゆく。

朝の9時半に、満車。市民のみなさんの健全ぶりに、みたびおどろく。

木陰にすわり、コンビニで買ったサンドイッチを食べ、水筒につめたアイスティーを飲む。本をすこし読む。木陰はすずしく、風は心地よく、とてつもなくよいことをしている気分に酔いしれる。

はっと気がつくと、日なたが信じられないくらい暑くなっている。びっくりして、退散。

朝っぱらからの森林公園に、すっかり満足。帰宅後、長い昼寝をする。

夕方、録画のF1を観つつ、痛飲。2レース分、6時間ぶっとおしで、観る。

満足したので、これを完璧な週末とする。

月曜日。録画のF1が、残り1レースであることに気づく。

完璧な週末、遠のく。