君は世界に一人だけ

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感じたことと考えたこと

鎮火と再燃のくりかえし

ブログの意味を見いだせなくなって、意気消沈して、ある本をキッカケに再燃したという話を書きました。

littleray.hatenablog.com

 

考えを整理するため、ブログに書いた内容をそっくり夫に話してみました。

 

話を黙って聞いていた夫は、まずこう言いました。

うん。その話聞くの、これで3、4回目だけどね。

びっくりしました。似たような悩みを話すのは、せめて2回目と思ってたから。

ショックを受けるわたしに、夫は意外なことを言いました。

「でもそれでいいんだよ。くり返していくんだと思う、ずっと」

どういうこと? 

「たとえば曲を作るのだってさ、最初は楽しく作ってても、慣れてくると『こんなの意味ない』って、なんかしらんけど落ちこむじゃん?」

そうなの?

「うん。それから他のアーティストの楽曲を聴いたり、新しい技法を学んだりするうちに作曲熱が再燃して、また作りはじめる」

うん。

「で、しばらく楽しげに作ってると、また『なんだこれ……』つって落ちこむ。そのくり返しなんだよ。ものをつくるってさ」

そうか。すなおに納得しました。

ほんとうに好きなら、迷いや悩みなく力を発揮できるものだと、どこかで思いこんでいました。

でもだれだって、スロープをすいすいのぼるみたいにはいかない。

鎮火と再燃をくり返して、それでもかろうじて「のぼってる」と心のすみで信じるしかない。

もしそうなら、やっぱり、続けていくしかないのだなあ。

当たり前といえば当たり前、なんだけど、あらためてそう思いました。