君は世界に一人だけ

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感じたことと考えたこと

はてなブログのテーマ公開を決意するに至るまでの、どうでもいい個人的な葛藤の記録

1年半前にブログのテーマをリニューアルしてから、デザインをほめていただくことが、まれにありました。

ほめられると即、舞いあがります。

デザインがいいね、なんて言われると、「そんじゃテーマを公開しちゃお!」ってすぐその気になる。まあまあ単純なのかも。

ところが。テーマを公開するって、なかなかにめんどうなんですよね、これが。

まずデモサイトの用意。
作者によってはカスタマイズ方法をたんねんに説明しているページやら、Git (作業ファイルの公開ページ) やらを用意しておられる。めんどい。この時点で心が折れます。

それから表示の責任。
どんなブラウザや機種であっても、最低限の表示を担保しなければなりません。当然、無償で。

無償で責任を負うってこれ、しんどいにもほどがありません? あたいだけ?

自分のブログでどんだけ崩れようがかまわないけど、人さまのブログでだだ崩れになったら……そこまででないにしろ、不具合が起こったら……いや無理無理無理。

そんなわけで、その気にはなるものの、実際に「やる」には至りませんでした。


「やらない」を選ぶ理由は、いくらでも見つかります。

デザイナーでない。
コーディングの仕事から離れて、だいぶ経つ。
責任を負いたくない。

完璧なものなんて作れないし、不具合だって出るかもしれない。誰にも使われないかもしれない。
既存のテーマがいっぱいあるんだから、もういいじゃんうんぬんかんぬん。

「やろうかな」から、実際に「やる」って、ものすごい隔たりがあります。

このふたつの時間差をできるだけなくしたいと考えてはいるのだけど、気がついたら「めんどくさい・しんどい」に踏みつぶされて、ネガティブに追い打ちをかけられる。いつだってそう。

それでも、なんとなく、手を動かしはじめたのでした。どうしよっかなあと思いながら。

手を動かしていると、だんだん楽しくなって、没頭して、かたくなな気持ちがほぐれていきます。楽観が、ネガティブにとってかわる感じ。

不具合があれば、都度修正すればいい、とか。

うまくいけば、ひとりくらいは気に入ってくれるかもしれない、とか。

どうなるかわからないなら、とにかくやってみようじゃないか、とか。

あれだけぐるぐる考えてたのに、ちょっと手を動かしただけで「よおし、公開しちゃお!」っていきおいづく。自信めいたものが、にわかにわいてきたのでした。

とにかく、手を動かすこと。すんごく大事なことに気づいたような気がしたけど、根が単純なだけって気がしなくもない。


そんなわけで、そのうち新テーマを公開する予定です。こんなちっこいことでも、新しい何かをやってみるって、いいもんですなあ。

 

新テーマはこんな感じです。現テーマをベースに、よりシンプルにしてみました。