冗談でなく眠れんのです、ほんと冗談でなく。
入眠に2、3時間かかり、やっと寝たと思ったらわずかな物音で目をさまし、そのまま朝まで眠れず……というありさまです。
日常生活に支障をきたすレベルではないのだけど、とにかくだるい。体が砂袋のように重く、集中力も続きません。
リモートワークだからなんとかなるものの、内勤だったらほんとうにきつかったと思います。
眠れない理由は、さっぱりわかりません。
たいして忙しくもない。眠れないほどの悩みもない。
5時に起きてジョギングをし、10時には床につくといった、これ以上できそうもないほど健康的な生活を送っているにもかかわらず眠れないって、いったいどういうことですのん。
こう書くと、まるで繊細なひとのように聞こえるかもしれませんが、違います。シンプルに眠れないだけ。
この半年間、一晩とおして眠れたためしがありません。だって、聞いてください、プールで疲労困憊するまで泳いでも眠れないなんて、あんまりだと思いませんか。
これは完全に精神的な何かである、とおおまじめに検索した結果、「加齢」であることが判明いたしました。
なんでしょう、なんか、腑に落ちない、この気持ち。
精神的な何か、でないに越したことはないのだけど、それにしても加齢。
一時はクリニックにかかろうとまで思いつめたのですが、結局やめました。
そうして眠れぬ夜を過ごしていたある日、別件で調べものをしていたところ、「夏でも湯船につかるべき」という情報を目にしました。
夏場の内臓はクーラーで冷えきっている。
↓
内臓をあたためなければ、さまざまな不調をきたす (とくに女性のばあい)。
↓
シャワーですませず、湯船につかってあたたまるのがよろしい。
内臓が、冷えている。
心当たりがあったため、さっそく実践しました。ただし節約のため、半身浴ならぬ半々々身浴です。アロマオイルを適当に振り入れて、本を読みながら30分ほどゆっくり過ごしてみました。
するとですね、体が芯からあたたまりましてですね、まったく眠れないんですね。
どうやら寝る1~2時間前でなければだめ、なのだそう。
再チャレンジしたところ、入眠時間と体のだるさが、ほんのすこし改善されたような、でした。
睡眠への効果は、正直よくわかりません。
でも、雑事を忘れて静かに過ごす半々々身浴アロマバスは、びっくりするくらいリラックス効果があります。
睡眠のためというより、おだやかな心持ちで一日をしめくくるために、なくてはならない習慣となりました。
睡眠の悩みは、残念ながら解決にいたっていません。加齢によってすこしずつ不調があらわれるのは、あまんじて受け入れるしかない、のかもしれませんね。
でも、だからこそ「自分をいたわる」だとか、「リラックスする」といったことを、いまのうちから練習しておかないとな、と思います。
リラックス下手だなあ、と感じている方もぜひ。
弾はひとつでも多いほうが、安心ですから。