初恋の話を書いた。
気はたしかだ。今ほどたしかな精神状態はない。
これから、なんでそんなもんを書いたのか釈明したい。
完全な現実逃避がしたい
なんでいきなりそんなもんを書いたかというと、面接の結果待ちによる盛大な不安に丸呑みされそうだったから。
完全無欠な現実逃避がしたかった。
幸せな気分にひたりたかった。
頭だけでもどっかに行きたかった。
私は書くのが好きだ。だから何かを書いて不安を紛らそうと思った。
ほんだら「過去に幸せだった瞬間」を書いたらええやんけと思いついた。
初恋の話を書く
過去を振り返ったとき、私がまっ先に思い出したのは高校時代の初恋だった。
ご存知のとおり、はるかかなた昔の話である。記憶はところどころぼんやりしている。
だけどおもしろいもので、書きはじめるとすぐ、ぼんやりしていた風景がキュッと鮮明になった。
楽しかった。幸せだった。
これぞ完全無欠の現実逃避。
書いてる途中で鏡を見て、自分が16歳でないのにびっくりしたくらいだ。
これはマジの大マジでおすすめしたい。
間違いなく、めっちゃ幸せな気分にひたれる。
自力でめっちゃ幸せな気分にひたる方法
「過去に幸せだった瞬間」を書くと、めっちゃ幸せな気分にひたれる。
それに記憶は日に日に薄れていく。
自分の手で書き残しておけば、いつぼけても安心である。
ええ……そんなのはっきり覚えてないよ、と言うかもしれない。
大丈夫。書いていくうちに、記憶の輪郭がいきなりシュッとしてくる。
ここで大事なのは、とにもかくにも「書きだす」ことだ。
頭の中で思い出そうとしても、意外とふわっとしか覚えていないし、速攻で忘れる。
覚えているから書くんではなくて、
書くから思い出せる。
頭だけでもどっか行きたいと思ったら、
幸せエピソードを一行、書きだしてみることをおすすめします。