君は世界に一人だけ

君は世界に一人だけ

感じたことと考えたこと

師走をナメてた

正直、大そうじをナメてた。

こんなに時間がかかると思ってなかった。思ってなかったというか、忘れてた。

朝から取りかかって、夜までに2ヶ所の整理しかできなかった。
モノが少なめのはずなのに、なんでこんなに大変なんだろうと思う。ぜんぜんミニマリスト的じゃない。


これまで年末年始は帰省のために、大そうじをしてこなかった。
あらためて着手してみると、そのタスク量の膨大さに愕然とする。こんなん、あと2日で終わるわけない。

目的が明確な掃除だけならまだしも、整理が疲れる。

棚のものをすべて取り出して、拭き上げて、もとに戻す。整理の基本だけれど、これがけっこう大変なのである。

「いるもの・いらないもの」の判断。不用品の処分。エリアの再整備。
いったん決めたら、むこう一年はそれで運用するから慎重になる。

いちばん判断に困るのは本。

いつか再読するつもりで手もとに置いてるけど、何年も手に取っていない。引っ越しのときに99パーセント処分したのに、本はもうKindleで済ませると決めたのに、それでも少しずつ増えていく (しかも同じようなビジネス本ばかり)。

再読する暇があるなら新しい本を読む性質なのに、どうして残してしまうんだろう。判断の先送りは、未来の自分に負債を負わせることだとあらためて思う。

 

午後3時。あまりに疲れて、おやつの時間を設ける。

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おやつは同じ階のシモダさんにいただいたもの。彼女はわたしにすごく良くしてくださる。濃いめのミルクティーをつくって、ありがたくいただく。

ティーポットウォーマーは整理中に発掘された。シンプルで気に入っている。

ただティーポットウォーマーを使わなければならないほど、長時間にわたるティータイムを過ごしたことがないからあまり活躍していない。この冬は積極的に使っていこうと思う。

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おやつパワーでキッチンの整理をすませる。キッチンから不用品は出なかった。不用品がなければ判断しなくてすむから、サクサク進む。

こういうとき、「モノが少ない」はやはり正だと感じる。

 

夜。夕食は適当にすませて、田舎から送られてきたシャインマスカットを食べる。

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めちゃくちゃうまい。きょうからシャインマスカットを主食に生きていきたい。

大そうじの期間くらい、そんなぜいたくも許されるんじゃないだろうか。せっかくの休暇に大そうじに追われるなんて、まじでうんざりするんだもん。

 

もちろんうんざりするばかりじゃない。

ポスターフレームに入れたまま床置きしていたアートポスターを、ようやく壁にかけた。壁にかけるためのフックも買ってあったのに、めんどくさがって放っておいたものだった。

やらなくちゃいけないことの始末をつけて、モノが取り出しやすくなると気分がいい。わたしだって、やるときにはやるのだ。

 

今年もあと2日。
とてもじゃないけど、大そうじも年賀状も仕上がりそうにない。

こんなことなら、まじめにタスクを洗い出して少しずつでもやっておけばよかった。いや、人はこうして学んでいくのだ。来年こそは師走をナメずに効率よくやろう。

って、毎年言いそうでこわい。