君は世界に一人だけ

君は世界に一人だけ

感じたことと考えたこと

かんたんなようで、むつかしい

休日をいかに過ごせばああしあわせ! とおもえるのか、いまだにわかりません。

ライブに行ったりスーパーGT(国内モータースポーツ)を観戦したりすれば、ああ休日はこうでなくちゃとおもうのだけど、そういった「はで」な休日は月に一回あるか、ないか。たいていは何もない、地味な休日です。

わざわざ出かけていくのは、めんどくさい。

かといって何もしないでいると、どんどんいじけた気持ちに。日暮れとともに、また今日も無為に過ごしてしまった……と落ちこんでしまう。

気がついたら毎週毎週、飽きもせずにそんなふう。あまりのもったいなさに、ときどき泣きそうになります。週末が、あと何回あるだろうとおもうと。

 

ああしあわせ! とはならないまでも、心やすらぐひとときといえば、ピクニックのまねごとです。

ちっちゃなピクニック - 君は世界に一人だけ

森っぽいところでコーヒーを飲んだりしていると、身のまわりにあるものや時間が、自分の味方であるような、ぼやぼやしている輪郭が少しくっきりするような、わかりやすく平穏な心持ちになります。

「こういう小さなたのしみをたくさんつくっておかないと」と、何度だって心に誓うのに、一週間後にはめんどくさいめんどくさいと呪いのように言ってしまう。

休日の過ごしかたよりも前に、自分の機嫌をとるのにひと苦労です。なにって自分がいちばんめんどくさい。

自分の機嫌をとること。休日を心たのしく過ごすこと。
かんたんなようで、むつかしいワザであることです。