晴れた日曜日の朝に、大きな公園へ行きました。
沸かしたてのお湯を水筒につめて、近所のパン屋さんでクロワッサンと食パン(サンドイッチ用にカットしてもらう)を買って。
広場に着いて一息ついたら、サンドイッチをつくります。
具は、ハムとチーズに、ゆで卵。
ゆで卵は、殻をむいてエッグカッターで切ります。
なんで切って持ってこなかったんだろうと思いながら。まわりを、こっそりうかがいながら。
サンドイッチができたら、インスタントのコーヒーをつくります。
これで準備完了。
公園でサンドイッチをつくるのは、ずいぶん久しぶり。
ちっちゃなピクニックのまねごとがすきだったのに、いつからかやらなくなってしまいました。
準備がめんどうだから。
まわりの目が、気になるから。
いい感じに休日を過ごそうと、へたな演出をしていると思われるのがいやだから。
そんなのをぜんぶひっくるめて、めんどくさいから。
それでも、すきだったことをあらためてやってみると、あ、やっぱりすきなものはすきなんだな、と納得しました。
「すき」の感覚を思いだすと、その瞬間だけは、ちょっと強気になれます。
気に入らないという人には、そう思わせておけばいいよ。
だいたい「まわりの目」ってどこにあるの。まわりって、なに。
コーヒーを飲み終えると手持ちぶさたになって、するとなんとなくまわりの目が気になって、そそくさとお片づけ。
帰ると急に眠たくなって、長い昼寝をしました。