熱海に比べて、伊東はものすごく地味です。ハレとケでいうと、熱海はハレ、伊東はケ、といったあんばい。だけど、なぜだか「もう一回行きたい」と思う場所でもあります。
そんな伊東温泉のおすすめ情報を、少しですがまとめました。
大室山(観光スポット)
期待せず、軽いノリで訪れてみたら大正解。伊東に来たら、絶対訪れてほしい観光スポットです。
なにって、山頂までのリフトがめちゃくちゃ気持ちいい。いやーこれで往復1000円は安いわぁ、コスパええわぁなんて思ってたら、山頂からの絶景に絶句。
絶景をながめる、という体験じたい思い出せないくらい久しぶりで、感動しました。
山頂はぐるっと一周、軽いウォーキングが楽しめます。楽しめるのだけど、なんせガードレール的な、守るものが何もないからおっそろしい。ちょっと間違ったら転げ落ちてしまいそうで、びくびくしながら歩きました。
大室山へ行くなら、なるたけ早めが吉です。時間が経つほどに、リフトは大行列となっておりました。
スイートハウスわかば(喫茶店)
子どものころ行ったことがあるような、懐かしい雰囲気の喫茶店「スイートハウスわかば」。伊東観光の休憩にぴったりです。
伊東にまで来てホットケーキ? と思わないでもないけど、目玉が飛び出るほどおいしいってわけでもないけど、なんででしょう、旅先では何を食べても思い出になります。
そして甘いものでおなかいっぱいになり、予定していた夜ごはんのお店には行かれませんでした。計算まで甘かった。
今井商店(酒屋)
夜ごはんをパスするかわりに、地酒を買って宿で飲むことに。
日本酒はふだん飲まないし、銘柄をみてもさっぱり。そんな人でも心配ご無用、店員さんが丁寧に説明してくださいます。「地酒で、なるたけフルーティなものを」というリクエストに、「正雪」をおすすめいただきました。
いやあ日本酒って強いんですね! ワインくらいかなーと思ってたらすんごい強くてびっくり。すっきり、ほんのり甘めのお酒でございました。
紅谷(お土産)
キネマ通りで見つけた、手作り和菓子の「紅谷」さん。お店はバラエティ番組や旅番組でも紹介されたことがあるそう。
「一個からどうぞ」とお声がけいただいて、「栗しぐれ」と、看板商品の「紅花」を購入しました。
「紅花」は国産栗+白あんにチョコレートがコーディングされた、和のような洋のようなお菓子です。「栗しぐれ」は原材料もシンプルな、素朴な味。どちらもおいしかったです。
甘さひかえめ・あっさりした味わいで、コーヒーよりも日本茶が合う感じ。
そういえば「ホール・イン」という伊東のお菓子も、ひかえめな甘さのお菓子でした。土地柄かもしれませんね。
「紅花」
価格:1個 180円
賞味期限:10日
* * *
今回の旅行では、食方面で失敗しました。まあまあなレストランの、そこそこのランチがいまいちだったり、夕方に甘いものを食べて腹がへらず、地元のスーパーマーケットですませてしまったり。思い出すと、なさけない気持ちになります。
だけど、旅は心残りが少しあるくらいが、ちょうどいいのかもしれません。フルコンプ&満足しちゃったら、再訪はいいやってなるだろうから。
熱海に比べたら少々さびれた温泉地ではあるけれど、そこがまたいい、「ケ」の伊東。機会があればぜひぜひ。
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