君は世界に一人だけ

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感じたことと考えたこと

ライブは「心に残る一瞬」があればいい

私はライブでテンションを上げられないタイプです。

レベル的には「彼女にむりやり連れてこられた彼氏」といい勝負。けっこう低いです。

そんな私が、今回のライブで気づいたことがあります。

ライブは、心に残る一瞬があればいい。

テンションが上げられなくても、ハッとする瞬間があればそれでいいのです。

だから大丈夫!!っていう話をしたいと思います。

ライブでテンションを上げられない

重い「ライブでテンションを上げられない病」をかかえています。

littleray.hatenablog.com

どうにかして克服できないかっていろいろやってみたけど、むりでした。

寝ているすきに宇宙人に連れ去られて、特殊なチップを埋め込まれたにちがいありません。


あまりにも私が「つらい、つらい」ってこぼすもんだから、夫にこう言われました。

「ライブに行くの、もうやめなよ」。

そうした方がいいかもしれないとも思いました。宇宙人がもとに戻してくれそうにもないし。


今回のライブも予想していたとおり、半分くらいぼんやりしてました。

ハッと気がついたら中盤まで進行していて、「何やってんの、私」って自己嫌悪におちいる、みたいな。

信じられないですよね? 私もです。

心に残る一瞬があればいい

それでも今回のライブで、「心に残る一瞬があればいい」と思えました。

なぜならライブ中、ものすごく胸を掴まれた瞬間があったから。

体温が一気に上がって、息がとまる。

だめだ、好き、大好きって、それ以外に考えられなくなる。

そんな瞬間があったからです。

 

帰宅後、その時のことを夫に熱く語りました。

ツバをとばしながら語るうち、ふとこう思ったのです。

「思い出なんて、一個あればいいじゃん」。

もりだくさんでないから、鮮明に思い出せる。悪いことばかりではありません。

100パーセント楽しめなくても、「今日のライブ最高だった!!!」ってつぶやけなくても、いいじゃん。

大事なのは、次のライブに行きたいと思うか、どうか。

YESと答えられるなら、「彼女にむりやり連れてこられた彼氏レベル」でいい。みんなとおんなじように感じられないままでいいんです。


これからもたぶん、「会場でテンション低い奴選手権」でぶっちぎりの優勝候補に躍り出ると思います。

だけど心に残る一瞬があれば、「良いライブだった」って言っていい。何より自分のためにそう言うべきです。

ライブは「どんだけ楽しめるか選手権」じゃないし、「すごい感想文選手権」でもないから。

自分を責めるのはもうやめて、私なりに楽しめるといいなって思います。