君は世界に一人だけ

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感じたことと考えたこと

かっこよすぎて吐きそう | access ELECTRIC NIGHT 2021@Zepp Tokyo

5/23 (日)、accessのライブツアー「ELECTRIC NIGHT 2021」初日公演へ行ってまいりました。

「ELECTRIC NIGHT (通称:エレナイ)」の参加は初めて。
ホールツアーとはまた違った雰囲気の、疾走感あるライブ構成でした。

初日ならではのハプニング (はけなくていいタイミングではける)、おどろきのセトリ、笑うのを我慢しなくちゃいけないMC、曲中のアイコンタクトをシンプルに忘れる大ちゃん (しかも2回) などなど。

盛りだくさんな初日公演でした。

残念ながら参加は一日のみ。楽しむことを第一の目的にしたため、レポートは書けません。
かわりに個人的に印象に残った部分ついて、少し書きたいと思います。

ビューティフル・スマイル大ちゃん

口を真一文字に結んだ大ちゃんはちょっぴし怖い。なんとなく近寄りがたいイメージです。

ところがひとたび笑顔になると、うってかわって穏やかで華やかな表情になる (たまに10代くらいにさえ見える)。このギャップにもファンは魅了されるのだと思います。

私はHIRO派だけど、大ちゃんの笑顔の破壊力は承知してるつもりです。
今回のライブでも、その力を思い知らされました。

『Knock beautiful smile』。
それまでじっと客席を見つめていた大ちゃんが、Aメロ「beautiful smile」のフレーズでふっと微笑を浮かべました。

何かがほどけるような柔らかい微笑み。「beautiful smile」は大ちゃんのことだったんだ、なるほど、なんて根も葉もなく納得してしまいました。

『PALE BLUE RAIN』。
ピアノを弾きながら優しく微笑む大ちゃん。銅像を作って永久に飾っておくべき美しさです。
ため息で双眼鏡が曇ってしょうがありませんでした。

それにしても大ちゃんっていつの間にきれいになっちゃったんだろう。かわいいってイメージしか持ってなかったから、ときどきびっくりします。

HIROがかっこよすぎて吐きそう

『LYIN' EYES』を踊るHIROがあまりにもかっこよくて、吐きそうになりました。

個人的にベストワンのHIRO。興奮しすぎて、マスクの中で「ちょーかっこいい、ちょーかっこいい」ってあほな金魚みたいに口をぱくぱくさせてました。

二十数年前の『LYIN' EYES』はもちろんかっこいい。口から内臓が出そうなくらい。当時のHIROのダンスがいちばんだって思ってました。

でも当時より、今の方が素敵なのです。

初夏の風みたいに軽やかに踊るHIROが世界でいちばんかっこいい。

私はHIROがかっこいいって知っています。
今回はその限界を超えて、気持ちをかき乱されました。
まだこんな気持ちにさせられちゃうわけ? って思います。うれしくて、ちょっとだけつらい。

今思い出してもドキドキします。そんな気持ちにさせてくれてありがとう、大好きーー!ってメガホン持って叫びまわりたい気分です。

タンバリンの持ち姿、叩き方までウルトラスマート。
できるなら聞いてみたい。タンバリンのかっこいい持ち姿を鏡の前で研究してるんですかって。

ライブハウスの『PALE BLUE RAIN』

前述のとおり、今回の公演でも『PALE BLUE RAIN』を聴けました。
(ピアノとボーカルだけで聴いてみたいという願いが叶いました)

同じ曲でも、場所・衣装・楽器が変わると印象は大きく変わるものですね。
ホールツアーの重厚でドラマチックなアレンジも感動的だったけれど、ライブハウスの「ピアノ一本勝負」にも胸を打たれました。

ピアノ一本だから、大ちゃんの「その瞬間の思い」がダイレクトに表現されます。
音だけでなく、まぶしそうに鍵盤を弾く表情や、客席を見渡すときの微笑みからも、大ちゃんの思いが伝わってきました。

HIROの歌声はほんのりハスキー気味だったように思います。
(曲によって、オリジナルに近い歌い方とそうでないものが。ホールとは違うアプローチに聴こえました)

それにしても、『PALE BLUE RAIN』は何度聴いてもぐっときます。
ファン以外の人にも知られてほしい名曲。

楽しい!をぎゅうぎゅうに詰め込んでさっと帰る演出

エレナイは「楽しい!」をぎゅうぎゅうに詰め込んだライブでした。

ホールツアーとどっちが良いって話ではなくて、どっちもあるのがaccessの良さ。
今回ようやくそれを体感できました。

ライブが始まった瞬間から、二人がこの日を楽しみにしてたのが伝わってきました。

体中から「最高に楽しい!」が溢れていたし、笑顔にならずにはいられないぜって感じ。

で、それだけ「楽しい!」を詰め込んでおきながら、最後はさっさと帰っちゃうのもポイント。

毎回清々しいほどさっさと帰っちゃう。とくに大ちゃんはマジでさっと帰る。
K-POPのウェットなエンディングを知っているから、毎回「うう、かっこいいぜ」って感じます。

クライマックス後のラストシーンは、さっと終わる方が余韻が残ります。

もしかすると、さっさと帰るのはディズニー作品を知り尽くしている大ちゃんの「演出」なのかもしれません。

 

* * *

 

ライブに対する二人の思いを、私は存じ上げません。

だけど一秒たりとも「消化」しない。毎回「超えよう」としているのがわかります。

私にとってaccessは、次のライブにも行きたいと思わせてくれるアーティスト。

彼らが超えようとするかぎり、これからも応援し続けたいと思います。