君は世界に一人だけ

君は世界に一人だけ

感じたことと考えたこと

仕事納めのごほうびは「雑誌」

やっとこ、仕事納め。
少し早めに仕事を切り上げて、海へ行きました。

日暮れ前の海辺をぶらぶら歩いていると、「ああ、帰ってきたなあ」って、しみじみした気持ちになります。
いいなあ、いつみても海って。


次に向かったのは、大きめの書店。

お正月のテレビに飽きたら、雑誌を読みふけるって、いいかも。
海をながめるうちそう思いついて、ナイスな考えにうきうきしながら雑誌売り場に足を踏み入れました。

適当な雑誌を手にとり、裏表紙を見てびっくり。
どれも千円オーバー。雑誌って、こんな高かったっけ。
ちょっと、ひるむ。

ほんとうは、わざわざ買わずともよいのです。
雑誌の読み放題サービス「楽天マガジン」に加入しているから、それで読めばお金もかからないし、場所もとりません。

やっぱ、いらないかな。いやに高いし。

せこい考えを頭によぎらせつつ、それでも手にとってぱらぱらめくるうち、雑誌のうすっぺらなページをめくる「この感じ」が、なんだかなつかしく、ちょっとばかりぜいたくに感じられて。

電子雑誌じゃ、こうはいかない。なにしろ読みにくいし、味気ない。
だから楽天マガジンでだって、ぜんぜん読まないんだし。

情報を取り入れるだけが目的なら、それでもいいかもしれない。だけど、わたしがやりたいのはそういうんじゃない。ほんのちょっぴり、ぜいたくな気持ちにひたりたいのです。

雑誌をぱらぱらめくって読みふける、そういうことを、お金と時間のむだと考えるようになったのはいつからだろう。

 

三十分ほどかけて、よりぬきの三冊を選びました。うち一冊は、アイドル雑誌。もう、どうあっても言い逃れできない、おおっぴらなデザイン。

仕事納めの、ささやかなごほうびです。