君は世界に一人だけ

君は世界に一人だけ

感じたことと考えたこと

落とし穴

ときどき落とし穴におちる。

自分で掘ったのか、神さまが掘ったのか、そもそも人生にはでたらめに穴が空きまくってるのか知らないけど、とにかくそこに落ちたら最後、気力がほとんどわかなくなる。

気力がわかないと落ちこむ。焦る。混乱する。
自己嫌悪におちいって、ものごとを極端に考えてしまう。

どうして落ちてしまうのか、自分でもわからない。落ちた瞬間にわかるのでもない。根がネガティブだから、見極めがむずかしい。
今回はブログを書く気力がすっかりなくなってしまったことで、落とし穴に気づいた。

ブログに書きたいことはたくさんある。転職・退職にまつわるあれこれ。不安。思いこみ。感謝。後悔。
でもうまく言葉にできない。簡単にはしたくないのかもしれない。単に能力がないだけかも。混乱していて、それもわからない。

どっちにしても、まともなものを書ける気がまるでしない。
そのうえこのごろは書けば書くほど、自分のつまらなさ・空疎さを思いしる。いままで何を見て生きてきたんだろうと情けなくなる。

向く向かない、才能のあるなしでなく、わたしじしんが空っぽでつまらないから、つまらないものしか書けない。謙遜でもなんでもなくて、事実としてそうなのだから、これはもうどうしようもない。

読んでくれる人にとって意味のないものを書き散らかすくらいなら、黙って「ゴッドファーザー」でも見てたほうがお互いのためなんじゃないかと本気で思う。

文章のなんたるかを理解しない素人ふぜいは、黙ってマイケル・コルレオーネのように堕ちていく人生を夢想していたほうが身のためかもしれない。

自信なんかない。あったためしはいちどもない。でも自信がないからといって、ティッシュみたいには捨てられない。

めんどくさいやつ、と自分でも思う。だけど自分がめんどくさくない人って、いるんだろうか。知ってる人間の中で、自分以上にめんどくさいやつがいるとしたら、大変だろうな、と思わず同情してしまう。

その意味ではまだ救われているかもしれない。どうしたもんかと思っていた落とし穴だけど、まだまだ、まだまだ浅かったです。