万年筆を買いました。
写真のとおり、もお、きらっきらのエメラルドグリーン。
ほんもののエメラルドを、うすくのばして丸めたみたいなペンでございます。
2本も持ってるのに、また万年筆を買ったのは「極細」のペンがほしかったから。
手持ちのペンは細字と中字。どちらも気に入ってるんだけど、漢字がつぶれちゃって少々読み返しづらいのです。
かといって国産の万年筆には心惹かれないし……ということで、やっぱりドイツ製の「ペリカン」から選びました。
もうね、すんごくきれいなんです。写真ほどハデでもなく、どこかノスタルジック。
手にしたとき、子どものころ偏愛してた「ジュエルリング」を思い出しました。
極細は国産の水性ボールペンほど太さ。漢字もつぶれません。
書き味は万年筆特有の「ぬらぬら」というより「すらすら」といったところ。
万年筆は太いほどいい、と思ってたけど、細字のたのしさに開眼しました。
* * *
この一年で、手書きがすっかり定着しました。
なにはともあれ、まずは手で書く。
手書きの良さとかメリットは、正直もうわかりません。なんで白米が好きかを語るのが難しいのと同じで、ただ単純に、自分の体にあってるんだと思います。
万年筆なんて一本でじゅうぶん、とわたしも思っていました。
(いちおう) ミニマリスト志向だし、「愛用の一本だけを持つ」的美学を生涯貫くつもり、だったのですが、複数本持つと、それはそれでいいこともありまして……。
インクがきれても、ほかのペンで続きが書ける。
3本それぞれに違うインクを楽しめる。
字の太さが変わると気分転換になる。
所有欲が満たされる……。
ようするにただの言い訳なんですけど、こんなことを書いてたら、もう一本欲しくなっちゃいました。
転職することだし、記念に……なんてね。
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