魂が癒されるって、こういうことかも。
なんとなくそう感じた日の話です。
ゴッホ展に訪れる
期間終了間際に、滑りこみで行ってまいりました。
地下鉄構内で大がかりなポスターを見かけたのがきっかけです。行けてほんとうによかった。
ゴッホ作品に癒され、大橋トリオのテーマ曲に癒され、ほかになにも考えられない状態で美術館をあとにしました。
癒されるって、かるく脱皮することかも。自分だけど、ちょっとだけ自分じゃなくなってるみたいな。
イチョウを愛でる
ゴッホ展が開催されている「東京都美術館」は、上野恩賜公園(うえのおんしこうえん)の敷地内にあります。
ちょうどイチョウが見ごろを迎えていました。
ゴッホ展で黄色が目に焼きついていたところに、この鮮やかな黄金色!
近所の公園にもイチョウはあるし、イチョウはそこかしこに植わっています。
でもこれだけ広大な公園に、イチョウの大木がぼんぼん植わっているのを見ると、迫力がまるで違うのです。DVDとライブくらい違う。
地面を覆う葉の量もはんぱじゃなくて、歩くと厚みでふかふかします。まさに黄色いじゅうたん。
これまで、わざわざイチョウを見に出かけるなんて考えもしなかったのを、もったいなく感じました。
アップルパイとフルーツサンドイッチ
ほんとは上野らしいカフェや喫茶店で、のんびりコーヒーを飲んでみたかったんです。
でも公園内にあるカフェは混んでるし、かといって駅周辺にいい感じのお店も見つけられず……。
しかたなく上野駅構内のアンデルセンへ。ふだんは選ばない、フルーツサンドイッチとアップルパイを選びました。
疲れた体に、さくさくのアップルパイとコーヒーがしみわたります。
フルーツサンドイッチは、なんというか、いい経験になりました。
午後は家でのんびり
午後はベランダで過ごしました。風がなくて暖かかった。
ゴッホ展の図録をぱらぱら眺めつつ、クリスマスの紅茶を飲みます。
午前中の余韻が続いているのか、とても豊かな時間を過ごしている気持ちになれました。
実際にはわかりません。そんなのより、より有意義で豊かな過ごしかたがあるかも。
ただ、わたしにはこういう時間が必要で、大切にしたい。
そう自覚できることが大事なんだなって最近は思います。
なにが自分を癒すのか知るために
まことに出不精なもので、休日は一歩も外に出ません。
でもなにが自分の癒しとなるのかは、行って、たしかめてみないことにはわからないものですね。
引きこもってばかりいないで、せめて月1回、無理やりにでも出かけたほうがいいのかも……。
そう考えるきっかけになりました。