君は世界に一人だけ

君は世界に一人だけ

感じたことと考えたこと

自分を愛するくらい、したっていいじゃないか

長い夏休みから戻ってまいりました。

これ以上できないくらいのんびり過ごしたおかげで、ブログを書くのにずいぶん時間がかかっちゃった。

休暇中はデジタル・デトックスやってたからか、とにかく暇で。

オリンピックやら甲子園を観たり、
海でぼおおおおおおっとしたり、
寿司を死ぬほど食べたり、
コメダ珈琲で書き物したり、
古い映画を観たり、
寿司を死ぬほど食べたり。

暇、っていいですよね。「いま暇?」って、大人になったら聞けないもん。みんなすごく忙しいから。

あとはえんえん内省。ふだん考えないことを考える時間って、やっぱし大事ですね。人生とは……なんてね。

 

* * *

 

昼下がりに本を読みながらウトウトして、そのまま寝落ちした時のこと。

うたた寝から目覚めて時計を見ると、1時間以上も経ってる。

わたしはどちらかといえば自分に厳しいタイプで、モチベーションの低い状態、あるべき姿でない状態を許せない傾向にあります (だいぶマシになったけど)。

うたた寝なんてしようものなら「時間を無駄にした」と責めて落ち込むのがふつう。それが、

「ウトウトして、そのまま寝るってきもちいいな」
「死ぬときはこんなふうがいいな」。

何の抵抗もなくそう思えたのにおどろきました。そんな日がくるとは……。

自分が変わったと気づいても、これまでと何が違うのか、考えてもすぐには分からなくて。以前とはたしかに何かが違ってる。だけど、何がどう違うのか分からない。

分かったのは、湯船に浸かりながらあれこれ考えを巡らせているとき。

「以前のわたしは、常に自分を嫌う理由を探してたんだな」

きゅうくつな生き方をしていると気づかなかった。毎秒脳内裁判で有罪判決を言い渡されるのはふつうで、みんなそうだと思ってた。
そんなのしなくてもよかったのに。

自分を徹底的に嫌うことで、「誰からも好かれなくていい」ってなんとか心を守っていたんだと思います。

 

* * *

 

またウトウトしながら、「こんなふうに死ねたらいいのに」って考えていました。

痛みもなく、羊水の中みたいな安心感に包まれて、走馬灯のように思い出が……

待てよ。死ぬときこう思ったらどうしよう。

「ああ、わたしはもっと自分を愛するべきだった、たとえ不完全な人間でも、自分を愛するくらいはしたってよかったんだ、神様やっぱちょっと待っ…… (ピ―――――――)」

ねえ、自分を嫌う理由を探してるあいだに人生の幕がおりるなんて、あまりにもかなしいよ。

生きてるなら、自分を愛するくらい、したっていいじゃないか。
というよりむしろ、愛する努力をしなくちゃいけないんではないだろうか。

だってさ、生きてんだもん。

 

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今日からまた日常に戻ります。

ブログも仕事も人生も自分のペースで、一歩一歩がんばります。