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感じたことと考えたこと

【愛用品】#6 バーレイのティーウエア (食器)

ミニマルな生活を (いちおう) 心がけているものの、イギリスの老舗陶器メーカー、「バーレイ」のティーウエアには目がありません。

www.burleigh.co.uk

乙女かわいいバーレイのティーウエアについて、きょうは語りたいと思います。

一つひとつに個性がある

バーレイは1851年、イギリスの中部都市ストーク・オン・トレントに設立されました。

(ストーク・オン・トレントボーンチャイナ発祥の地でもあり、ウェッジウッド、ミントンなどイギリスを代表する陶磁器が生産されています)

設立以来、バーレイの製造工程は変わらずに受け継がれています、170年も!

一つひとつが熟練の職人による手作り。柄の位置や濃淡がそれぞれに違っていて、一つとして同じものはありません。

バーレイ製品は170年前と同じようにたくさんの人の手と工程を経て作られています。
そのため柄や色調、状態の一つ一つに個性があり、工業製品にはない温かい優しさにあふれています。

バーレイ製品ができるまで - 輸入・アンティーク雑貨「ANTRO」アントロ

たしかに、完璧を求めるいまの時代には、ちょっと合わないんじゃないかと思うくらいの個体差があります。

ものすごくかわいいんだけど、些細な点が気になるひとには向かないかもしれません。

ただ逆説的に、個体差のある食器を使っていると、だんだん「これも愛嬌」とおおらかに受け止められるようになる気がします。個人的な経験から。

きっかけは憧れ

バーレイにハマったきっかけは、『日々のお茶時間』の著者・村上みゆき先生の紅茶教室です。

先生のお宅にあるものすべてが、異常にすてきで、センスよくて。
「世の中には、こんなにすてきな暮らしをしているひとがいるんだ……」と感じ入ったものでした。

すてきな暮らしぶりを知ると、すぐマネしたがるわたくし。
先生に少しでも近づきたくて、『日々のお茶時間』掲載のティーウエアを調査。ほどなくバーレイに行き着いたのでした。

はじめて手に入れたのは、高麗キジと牡丹が描かれた淡いブルーの「ブルーアジアティックフェザンツ」。

これがもう、おそろしいほどに乙女かわゆくて。一瞬で骨抜きにされてしまいました。

それからというもの、バーレイのティーウエアを次々と買い集め、しまいにはイギリスから個人輸入するまでに至りました (ものすごく大変だったけど、これはまたべつの話)。

組み合わせがバラバラでもかわいい

バーレイとほかのメーカーとの違いは、先にもあったように「170年変わらぬ製造工程」「個体差」です。

そうしたスペックだけでなく、個人的には「トリオ (ティーカップ、ソーサー、プレートの三点セット) がバラバラでもかわいい」点もプッシュしたい。

同じシリーズのトリオはもちろんかわいい。

 

ソーサーを替えると、こんな感じ。

 

トリオすべてをバラバラにすると、こう。

 

カラーを統一しなくても。

 

「バラかわいい」は、わたしが編み出したのではありません。バーレイを扱うカフェ・佐倉マナーハウスが、あえてバラのセットでサーブしているのです。

「セットでなくちゃ」と思いこんでいたから、これにはおどろきました。

ソーサーが割れてしまっても、大丈夫。実際、これまでにいくつか割ってしまいましたが、ほかのソーサーに乗せて使っています。個人的には、むしろバラな組み合わせのほうが好きです。

だって、好きなんだもん

欲望にまかせて買いまくったバーレイのティーウエアはひとところに置けないため、季節ごとに入れ替えてたのしみます。

春夏=寒色系。

 

秋冬=暖色系。

 

しかたなしにはじめた習慣ですが、「季節を感じられる」「飽きずに使い続けられる」というメリットを見いだしました。

食器を手放せない方にも、季節ごとの入れ替えはおすすめです (見えないとこに隠しておけば、罪悪感も一緒に隠されます)。

ミニマリストたるもの、最小限の食器で暮らすべき。なんだけど、バーレイばかりはどうしようもない。だって好きなんだもん。


自分でいっておいてなんだけど、「だって好きなんだもん」以上に汎用性のあるいいわけって、ない気がする。

 

 

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▼バーレイ公式 (英語)

www.burleigh.co.uk

 

▼正規輸入代理店「ANTRO」

tasman-inter.net