もう買わんぞと決めたのに、買ってしまった。
そういうこと、ありませんか。
わたしにはいっぱいあります。
そんなわけで、ガラスのフクロウを買ってしまいました。
オイバ・トイッカという、フィンランドのガラスデザイナーによる「オウレット」です。
オイバのフクロウは、一番小さいサイズ(リトルバーンオウル)をひとつ持っていました。
それで満足していたし、だいたい置く場所がない。バードはもう買わない。そう決めていました。
なのにどうして買っちゃったかというと、北欧系オンラインショップのscopeに大量飛来したのを、見たから。
買うつもりなく見ているうち、できごころで、つい。
だけど「つい」で買っていい値段じゃないから、理由をいっぱいくっつけるわけです。
誕生日、近いし。
ITパスポート試験、合格したし。
K-POPのイケメンを知ってまる一年、だし。
あらためて、買い物ひとつするのに、あれこれ理由をくっつけなきゃ堂々と買えないのだな、と思いました。だれに怒られるわけでもないのに。
やっちゃったなー。
はじめて対面したとき、正直そう思いました。
思ってたんと違う。
や、scopeの写真が悪いのではなく、もっと明るい色だと思いこんでいたのです。
銀のラスターが、緻密すぎ。おかげでボディーの黄色が、映えない。緻密なのじゃなく、ゆるいのにすればよかった。
やっぱオンラインで買うのってむずかしい。ちょっと、がっかりしました。
フクロウには、目があります。オイバの数あるバードのなかで、目があるのはフクロウ一族だけ。
だからか、数日一緒にいるだけで、「うちの子」感がどんどん、でてくるのです。
あ、なんか、いっか、と思って。かわいいじゃん、うちの子、みたいな。
もっと鮮やかな黄色がよかったのに、なんて、どうでもよくなりました。
scopeのページにも「柄にもなく感情移入しちゃうくらい、他のバードにはない魅力があります」とあるのですが、まさにそのとおり。感情移入、完全に。
それから数日経って、お昼ごはんを用意しながらふとテーブルを見ると、フクロウたちに直射日光が当たっていました。
オウレットが、きらっきらで。
フクロウのくせに、昼に本領発揮ってどういうこと? と笑えるくらい。
小さいフクロウと並べて飾っていると、かわゆさ倍増。手放すなんて、考えられない。
うちの子たちが世界でいちばんかわいいもんね、なあんて、親バカ発動中です。