下着でも買おうと、楽天でふらふら検索していたときのこと。
ところで、試着もせず通販で適当に下着を買っちゃうあたり、もういろいろ戻れない気がする。
で、検索したらですね、あきらかにこちらの意図しないものまで検索結果として表示されて。
意図ちがいどころか、180度ちがう。なんなら隠したいとこ隠せてないやつ出てきて、ひっくり返りました。
今後の研究のためにクリックしたところ、それはだから下着と呼ぶにはなんというか、隠していない。
逆、いうか。隠さないかんとこ野ざらしで、隠さんでいいとこレースにくるんでる、いうか。
や、あるんでしょう世の中には。なんならドン・キホーテで売ってそうですし。あるんでしょうけれどもこの目でそういう製品を見たのははじめてのことで、しばしぼうぜんとしました。
興味をひかれたのは評価のところで、いったいどのような人々が買い求めまた身につけるのか知りたくてたまらないわたしはひとつひとつをじっくり読みました。
そのなかに、なんと男性の投稿が。妻に贈った、とある。とてもよい、といったことが書かれてある。
いや、でもね、パッケージのおねえさんはプロですからそりゃすんばらしいでしょうけれど、どうなんでしょうか一般女性の場合にもとてもよろしいのでしょうか。考えても考えても、ぜんぜんわからない。
さっそく夫に、このことを報告しました。とても言わずにはおれなかった。
わたしのおどろきとはうらはらに、夫は「まあ、あるよねそういうの」という軽い回答。
「それでね、奥さんに贈った人もいるんだよ。すごいよね」
相手をおどろかせたい一心だったのに、そう言ったあとで、これではまるでわたしがほしがっているようじゃないのと思って、口をつぐみました。
夫はそうなんだ、まあ、いるよねそういう人、というあっさり回答。
そのときはなにも思わず話もそれきりになったのだけど、洗面所に行ったとき、なぜだか、蛇口をひねるみたいにして涙がどばあと出てびっくり。
そっか、あの人、たとえばわたしに着せてみたいとか、思わないんだな。
いまだってめちゃくちゃ無理なのに、ということはこの先、一生無理なのに、そっか、そうだよね、うんうんうん、みたいな。
なさけないやら恥ずかしいやらうらやましいやらで、どえらいこと泣きました。
値段はたしか、800円とかでした。意外にリーズナブル。