君は世界に一人だけ

君は世界に一人だけ

感じたことと考えたこと

振り向かないアイツ

夜、短い散歩に出る。

散歩しながら考えることはだいたい同じで、仕事の心配か、ブログの悩み。

このごろ、ブログがたのしめない、ちょっぴし。

書きはじめると、調子にのってあれこれ書きつらねるのだけど、だんだん頭の中の声がでっかくなって、手が止まってしまう。

思うように書けないと、日常のぜんたいがたのしくなくなる。

わたしなんか消しかすみたいなもんだなって、いじける。

それでも寝て起きて、夜明けを眺めながら「ありがたいなぁ」って口に出してみればご先祖さまありがとうございますという殊勝な気持ちになるし、泣きごとをノートにみっちり書けばわりあい気がすんで、元気になる。

そして散歩に出るころには、消しかすに戻る。

進歩、成長なんてぜんぜんしない。毎日ずっとおんなじ。


なんでだろうなあ。暗い道を歩きながらくよくよ考えてたら、ふと「好きだから、悩むんだよな」と思って。

どうでもいいことなら、こんなに悩まない。好きで、うまくなりたいから、悩む。

うまくなりたいことが見つかるって、一生振り向いてくれないアイツを好きになっちゃうのと、同じだ。

しんどいつらい苦しい、でも好き、の無限ループ。

だから、耳当たりのいい言葉(「あなたはそのままで価値があるんですよ」とか)で一丁上がりってわけには、やっぱりいかない。

そっか、しょうがないことなんだな。そう思ったら、元気が出た。

元気が出たから、スキップしてみる。べつに見られたって平気だもんね。強気にスキップする。

誰にも見られなかったことにほっとして、帰った。