退職後の有給消化というスーパーボーナスタイムが、きょうで終わります。
この一ヶ月、帰省以外はほぼ毎日、家にいました。
しかもその半分の期間を、すごく落ちこんだ状態で過ごしたもんだから、とんでもない失敗をやらかした気分です。
こんなはずじゃなかったのに。
ヨガ教室へ行ったり、映画を観たり、外で書きものをしたり、知らない街を散策したり……自由をひしひしとかみしめて、すばらしい日々をおくるはずだったのに。
なぜ、ほとんどなにもできずに終わってしまったんでしょう。自分でもちょっとよくわかりません。
家にいると、気が滅入る
一日じゅう家にいるのが続くと、だんだん気が滅入ってきます。
気が滅入るだけでなく、思いつきを消化できない自分にたいして、いじけた気持ちにもなっていました。
そうやっていじけていても、時間は過ぎていきます。
心のそこから働きたくないけど、働かないといけないのです、あしたから。
というわけで、最終日くらいは思いつきを実行しよう、外で書きものをしよう、と決めたのでした。
カフェか、家か
書きものをする場所選びの条件は、ひとつです。
こちらがなにをしようと誰も気にとめない、大型カフェであること。
人の目を気にして腹をくだす、くらいには気弱な性格のため、店員から舌打ちされなさそうな場所でなければ、とても落ち着いてなんて書けません。
そうなると、個人店よりもチェーン店、それも、席からカウンターが見えないレベルの大型カフェがいい。
良さげなカフェをリサーチしまくった結果、都内のスタバ大型店に決めました……が、問題がひとつ。
Googleの口コミです。
作業や勉強をするひとが多いために、スタバの図書館化が進行している、とのこと。
Googleの口コミでは、そんな図書館利用する人を叩くコメント (ほぼ暴言) を相当数みかけました。
そんな意見を知ってしまうと、わたしのような腹の弱い人間はすぐ逃げ腰になります。
お金を払って、びくつきながら書くのって、いやだな。
家にいればお金もかからないし、人の目を気にしないですむ。なんだ、やっぱり家がいちばんじゃないか。
いやいやいや、なにいってんの、また一日じゅう家にこもるつもり?
こんな攻防を30分くらいやって、しぶしぶ家を出ました。
スタバで書く
スタバで書くのは、想像していたよりずっと快適でした。
平日の午前だからか、席はがらがら。誰もこちらに注意を払わない。
店内の音が適度な刺激になるのか、ふしぎに気分がよかったし、煮詰まらずに書けました。
(でも手書きはむずかしかった。べつに誰も見ていないのに、恥の気持ちがおさまらず、字がきちんと書けませんでした)
そしてGoogleの口コミほどには、図書館みたいだな、とは感じませんでした。利用時間の違いかもしれないのですが。
書きものをしたり、ときどきぼんやりしたりして、混みはじめたお昼どきに店を出ました。
わざわざスタバで作業するひとの気持ちが、やっとわかりました。
たしかにこれは、通ってしまいそう。
気が滅入っていた原因
こんなことなら、もっと早くに行っておけばよかった。
悩んでる時間がもったいなかったです。
フットワークが重いって、いいことひとつもないですね。後悔しきりです。
一日じゅう家にいて気が滅入っていたのは、「景色の変わらなさ」がひとつの原因だったかもしれません。
スーパーボーナスタイムの最後に気づいたことにしちゃあ、しょうもないけど。
そんなわけで、有給消化もきょうで終わり。
あしたから、新しい仕事がはじまります。
新しい仕事について、また近いうちに聞いてやってくださいね。