布団から出られなくなるし、気分が滅入りがちになる冬。わたしはスーパー苦手です。
苦手な冬を少しでも楽しむため、週末に冬支度をととのえました。
クリスマス用の枝を買う
近所のフラワーショップで、「クリスマスに飾るっぽい枝」を買いました。
モミの枝、サンキライ、色のついた松ぼっくり。
これらを組み合わせてなにか作ろうと思ったんですけれども、具体的になにをどうすればいいのかわからなくて、結局そのまま飾ってます。
ときどきモミの枝に鼻をおしつけて匂いをかぎます。葉が針みたいにかたくて、いい匂いがします。
松ぼっくりはガラスボウルに入れてテーブルの上に。
ところで正月飾りにもなるサンキライ。赤い実がかわいいですよね。
クリスマスの赤には、じつは「キリストの血」という意味があるのだそう。意味を知ると、何か違うものに見えてくる不思議。
冬用のキャンドルホルダー
冬こそキャンドル!わが家の必需品でございます。
家にいるあいだは、昼夜とわず火を灯します。人生にぜったいに必要ってわけじゃないんだけど、あるとやっぱりなごむんですよね。
毎月入れ替えているキャンドルホルダー。12月といえばこの色。
冬用のキャンドルホルダーも引っぱりだしました。
左側のとびっきりきれいなキャンドルホルダーはホルムガードの「シャルロット・アメリア」。デザイナーの奥さんの名前です。
Charlotte Amalie Candlestick Holmegaard | scope
右側のは同じくホルムガードの「カベルネ」(生産完了品)。
【販売終了】Cabernet Candlestick Holmegaard | scope
このキャンドルホルダーたちを飾ると、「美しいモノが部屋にあるっていいな」って毎冬思います。
スローケットの陰干し
スローケットを茶箱から出して、陰干ししました。
左からシルケボー、エコラ、シルケボー。
エコラは「みっしり・どっしり」。掛け布団に重ねて使います。
シルケボーは柔らかくて軽い。これにくるまってソファでうとうとするのが冬の至福。
エコラはscopeで、シルケボーはリーノ・エ・リーナの自由が丘店で、思い出せないくらい昔に購入しました。
ルピシアで期間限定の紅茶を買う
【LUPICIA】〈CHRISTMAS 2021〉クリスマスのお茶: | LUPICIA ONLINE STORE - 世界のお茶専門店 ルピシア 〜紅茶・緑茶・烏龍茶・ハーブ〜
甘い焼き菓子のような香りの紅茶。10年以上買いつづけている定番です。
これを飲むと冬の到来を実感します。こうした習慣は年を重ねるごとに「いいもんだなあ」と感じるものですね。
クリスマスツリーを飾る
がんばってツリーも引っぱり出しました。
もっと本物っぽいツリーがほしいと毎年宣言しながら、ずるずる使いつづけて19年。
ツリーを出すたび優柔不断な自分に腹が立って、窓から投げすてたい気持ちを毎年抑えてきました。
それが今回の冬支度中、「このツリーでいいじゃん」とはじめて思えて。
夫と暮らしはじめた年の冬に、ふたりで選んだことを急に思い出したのです。
「これ買ったときのこと憶えてる?」
「憶えてるよ」
そんな会話ができるほうが、立派なツリーを買うより価値があるんじゃないかって。
ミニマリストになって、思い出とか、なにもかもを捨てて、すっごい後悔して、そのなかで生き残ってきたこのツリーだけは、最後まで一緒にいてもいいかなって。
そんな話を夫としながらの、12月の冬支度でありました。
* * *
冬物を出しただけ。
それを「冬支度」と呼ぶことによって、そこはかとない豊かさを見出だせる気がします。
苦手な冬だけど、ちょっとでも心楽しく過ごせるといいな。