君は世界に一人だけ

君は世界に一人だけ

感じたことと考えたこと

書かないと腐っちゃう

書きたいことがありすぎて絡まってる。

用水路に浮かんだゴミみたいに、毎日たまっていく。早くどけないと腐っちゃいそうだ。

今日はこの「腐っちゃいそう」な思いをかかえたまま書きたい。

* * *

少し前まで、ブログに「下書き」がずらっと並んでいた。何度も直して、完成度を高めようとした下書き。

下書き一覧を見るたび嫌な気分になった。自分が書いたものでも、時が経つほどに考えは変わってくる。もう直しようもないほど気持ちは変わっていた。なのに捨てられない。

せっかく書いたから。それだけの理由で残し続けて、自分を嫌な気持ちにさせていた。

古い下書きをまとめて捨てたとき、何か少し自由になった気がした。もう縛られなくていいんだとさえ思えた。

自分の気持ちにも旬や鮮度がある。価値観の変化を許すこと。「今」の自分だけに向き合うこと。

古い下書きを捨てて、私はそれらの大切さに気づいた。

* * *

言いたいことがあるなら、完成度とか言ってないで「さっさと書いて公開する」にかぎる。

だいたい完成度なんて言うけど、半年前にめっちゃ時間をかけて書いた内容なんてどうしようもない。

以前どこかのブログで読んだけれど、今の100%は未来の50%にしかならない。私もそう思う。ブログは"作品"じゃない。完成度にこだわってもしょうがない。

さっさと書いて公開して、また同じことを言いたくなったら切り口を変えて書けばいい。

言いたいことは何回言ったっていい。書くから発見があるのであって、発見して書くんじゃないから。

* * *

私はたぶん、出し切りたいんだと思う。今までに溜まりにたまったものを、ぜんぶきれいに出し切りたい。腐っちゃう前に。

ゴミをぜんぶ片づけて、堰を上げて、新鮮な水を流したい。
もう書くことなんか一つもない、そこまで行ってようやく何かが書ける気がする。

この気持ちはいったいなんだろう。死期が近いんだろうか。そうじゃないことを祈りたい。


って、こんなふうに書くことで、なんとか鮮度を保てる気がする。

書かないと腐っちゃう、ほんとの話。